活動レポート(ブログ)

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動く、繋がる、出向く看護・保健

2021/07/05インストラクターより

第4回看護職におけるTT活動を語る会が、7月1日(木)20:00~21:30に開催されました。以下は、今回の記録係の八木美智子さんからの報告です。今回、近藤亜美さんと伊藤薫さんの活動の話を聞いて「具体的に動く、繋がる、出向く」が大切だと感じたとのことです。

(内容)
1. 自己紹介(体調と最近あったちょっといい話)
2. 腕だけ散歩 (進行係が担当)
3. 報告

本日はTT活動の報告の予定がなかったので、現在の看護職としての活動状況の話がありました。

① 近藤亜美さん(会の終了後に電話相談があると聞いて、彼女の仕事について質問が続きました。)

近藤さんは、助産院を開業しておられ、開業以来電話相談を行ってみえます。基本いつでも受けられるようにしているとのこと。いつでも良いと言っているので夜の11時30分の場合もあります。突然で、はじめての相談もあり。ホームへージや行った先でも「何かあったらいつでも電話を」と働きかけています。声がかかればチャンス。いつでも相談できる場が大切だと思うとのこと。繋がることが大事。ホームページに「困ったとき、お急ぎの時に迷わずお電話を」「お気軽にいつでもお電話下さい」を入れている。(ホームページを画面共有してもらい一緒に見ました)

「いつでも相談できる場が大切」という近藤さんの姿勢から、「町の保健室」などの地域保健活動の現状について質問があり、話しが続きました。

② 伊藤薫さん
 4月から地域包括支援センターの認知症地域推進委員として活動を始められており、市の統計(人口減少、高齢化率アップなど)からまちづくり委員会(自治会長、民生委員、地区社協職員など)で、地域の認知症・多死・みとり等の課題をどうすればよいか、リアルな意見交換が続いていることを話してくれました。住民主体の動きが活発とのこと。
 ある地域では、民生委員が認知症の理解を深めたいと講義、認知症の人とオンラインで話し合いをするなど市の職員も含めての動きがある。認知症の講義を担当した。積極的で熱心である。
 三重県では「くらしの保健室」「コミュニティナース」「訪問看護ステーション」など、看護師が住民の集まりの中に入っていく動き、人と人をつなぐ動きを大切にする活動へ変化しているのを感じる。
 人が来るのを待っている⇒自分たちが集まりの中へ入って行くという「コミュニテ ィナース」の存在や動きがこれからかなり注目されると感じている。
 あるお寺では、こども食堂、お葬式相談、暮らしの保健室での講話など地域の為にと動きをしているところもある。認知症の人達の為に何かできないかと関心が高い。
 社会の状況が変化する中、看護教育も来年4月からカリキュラムが改正。地域全体を見る力、多職種連携等が強化されていきます。看護職全体がその力をもつことが必要とされていると感じているとのこと。
 若年認知症の人達の就労についても調査を行っています。若年認知症の人達はディケアで過ごすことより仕事をしたい要望が強いので、どのような仕事が可能か明らかにしていきたいです。

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コミュニティナースの存在はタッピングタッチを紹介したり活用される窓口が広がる可能性を秘めているのではないでしょうか?地域には様々な保健課題がありますから、タッピングタッチが上手く役立っていくといいなと思います。

次回は、2021年8月5日(木)20~21:30「看護とTTを語る会」
会の名称が「看護とTTを語る会」に変更されました。
申込と開催協力金の支払いは、今後Peatixのサービスを使います。申込のURLは、前月に協会から送られる「インストラクターMLのお知らせ」、またはHPのインストラクター専用ページに掲載しておきます。

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ウィズコロナの心の健康

2021/07/03協会より

福島県二本松市の公民館から協会への依頼で、

2021年6月24日の夜に、【岩代公民館女性学級「ナイトフレッシュセミナー」】ウィズコロナの心の健康~タッピングタッチの活用

という講座が開催されました。福島県須賀川市の認定インストラクターである冨森崇さんが、忙しいなか講師を務めてくれました。

とっても広い会場で換気は十分。セルフケアのセルフタッピングも一音さんのビデオを見ながら実践されましたが、今回、ペアで基本型をされたのがとっても嬉しい報告でした!

写真のように、みんなマスク。遠目なので目元がわからないですが、きっと笑顔や気持ちよさそうな顔があるんだろうな~と想像します。

ペアになっての基本型をするのは、主催者側の理解と、参加者ご本人たちの同意があってのことですが、

十分な換気!ソーシャルディスタンス!マスクなしの会話はなしで(マスクあるからOKね)!もちろん部屋への入退室時には手指消毒と受付時の検温、といった感染予防対策をとって、安心して出来た!ということですね。

コロナ禍はしばらく続きそうです。今回のような対策をとりながら、お互いにケアすることを少しづつ取り戻していきたいですね。

 

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福島でオンラインでの支援活動

2020/05/06協会より

2011年3月11日に東北を襲った大地震の影響で、福島の原発が爆発。 その後の福島での生活は一変しました。

福島県須賀川市に住む臨床心理士の冨森崇さんが、タッピングタッチのことを支援活動の中で知り、協会に連絡をしてきてくれたことから、交流が始まりました。 そして協会代表の中川一郎氏は毎年福島を訪れ、彼と一緒に、震災と放射能の被害にどう向き合っていくのか、何を大事にすればいいのかを始めました。

冨森さんは、その後タッピングタッチのインストラクターになり、福島に住み続ける方々の支援を続ける中、「不安と上手に付き合う、向き合う」ためにタッピングタッチを活用してきました。

そして2020年4月。新型コロナウィルスの感染が拡大していくなか、NHKの番組クローズアップ現代が「ストレス危機をどう乗り越える」というテーマで、彼の活動を取り上げてくれました。こちら

これは彼が理事長となった「特定非営利活動法人ハートフルハート未来を育む会」http://heartfulheart.com/ の活動の一環だそうです。東日本大震災と原発事故により被災した子どもと保護者に対して、災害後のこころのケアと放射線不安に関する支援を継続的に行っています。コロナ禍で集まれないことからオンラインで「不安を語り合う」機会を設けて、保護者への支援としてもタッピングタッチを紹介してくれています。

彼が活動の主軸にしてる子育て支援施設「すかがわ子育てネットワークTUNAGU」のHPに、インタビュー記事がアップされていました。
特集 新型コロナ 子どもの心への影響探る(冨森臨床心理士インタビュー)

ご自身と家族の安全や先の生活に迷いながらも、ずっと地道な支援活動を継続されてきた冨森さんの活動に公共放送がスポットを当ててくれたことにとても意味を感じますし、そんな彼の活動の支えとして「ゆっくり、やさしく、ていねいな」タッピングタッチが大事にされていることをとても嬉しく思います。

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新型コロナウィルスについて

2020/03/20中川一郎より

タッピングタッチのみなさまへ
                            協会代表  中川一郎

 新型コロナウイルス感染症が国内外で拡大し、学校などを含め多くの施設が閉鎖されていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 新型コロナウイルスがパンデミック・レベルの広がりをみせ、国内でも様々な影響がでるなか、タッピングタッチ協会でも、予防対策や今後の活動に関して話し合いを積み重ねてきました。みなさまにも、私たちの考えなどをお知らせすることで、少しでもサポートに成れればと思います。

 ご存知のように、WHOのテドロス事務局長は、「新型コロナウイルスはパンデミックと言える」と表明して、世界的な大流行になっていることが確認されました。欧州がパンデミックの中心とされるほど、イタリア、フランス、スペイン、米国などでの感染状況も深刻です。それらの国に比べると、日本での感染は抑えられていますが、予断は許さない状況です。 

 それではタッピングタッチの活動に関してはどのようにしていけばいいのでしょうか? 現状のように、人が集まる公共の場がほとんど閉鎖したり休業したりしている状態では、講座や体験会などは難しいし、コロナウイルスが収束していくまではひかえるほうがいいでしょう。感染拡大を遅らせるという視点からは、地域での状況を考慮しながら対応していくことが大切です。

 それでは、さすがのタッピングタッチも、新型コロナウイルスには歯が立たないか? という疑問が出てきそうですが、ご心配なく! 個人的や家族などでは、タッピングタッチはとても役立つものだと思います。

 現時点では、小・中・高校と特別支援学校での一斉休校の要請や公共施設の使用制限によって、子ども達の生活はとても制限され、ストレスがとても高まっています。学童や児童クラブなどでは、狭い空間に大勢と一緒にいるような生活を強いられている子供たちも多いとのことです。このような状況が続くと、子どもや家族への害も多く、体調不良や免疫力が低下することが危惧されます。

 もちろん、ストレスを感じているのは子供たちだけではありません。親も大人たちもストレスがたいへん高く、自然災害や増税などで経済が低迷しているなか、コロナウイルスが追い打ちをかけるような構図になっています。家族の場合、みんながストレスすることで、家庭内暴力や虐待の問題も心配です。まともな食事もとれなくなっている子供も多いようです。

 また、ゲーム機、スマホ、タブレットなどが普及していますから、ゲーム依存、ネット依存の増加も心配です。先日もテレビニュースで家族の様子が紹介されていましたが、男の子二人は、大画面を前にしてゲーム機を握りしめていました。

 そんな中、タッピングタッチをすることによって、心身のバランスを整え、副交感神経優位にすることで、抵抗力や免疫力をアップすることが期待できます。現在はまだ特効薬もワクチンも開発されていませんから、自分自身の免疫や抵抗力が頼りです。

 そして、子育て中の家族でさえも触れたりケアしたりすることが減っていますから、タッピングタッチによってケアし合うことがとてもいいと思います。安心できる人と一緒にいたり、よい関係性があったりすることが、ウエルビーイング(幸福感や全体的な健康)にとても大切であることがリサーチなどでも確認されています。

 そして、新型コロナウイルスは早く収束して欲しいですが、今は社会全体がスローダウンし、一緒にいる時間が多くなる機会ですから、それを活かして、お互いをケアする時間をとることを始められるといいな、と思います。

 タッピングタッチで一番大切なことは、私たちがもう一度お互いをケアし合い、仲良く支え合う生活をとり戻すことです。タッピングタッチの体験によって、「ゆっくり、やさしく、ていねいな、ケアのある生活」をとり戻していければと思います。

 私たちは、しらない間に、不安に駆られて走り回り、人に手をさしのべる余裕もなく、お互いをケアすることを忘れてしまったかのような生活をしていないでしょうか? 私たち人類は、集合的に自然を破壊し、全てを食い尽くしてしまうような生活と社会をスローダウンできずにいます。

 ヒトという一つの生物種によって、地球自体がバランスを崩し、膨大な数の種が絶滅し、異常気象や自然災害が増え、様々な病気が蔓延しています。私たち一人一人が、正気をとり戻し、よい息をして、優しさや思いやりの気持ちをとり戻すことが、なにより大切なのだと思います。

 もちろん現時点では、ウイルスに対して具体的で効果的な対応をとる必要がありますが、大きな視点では、私たちヒトが、ゆっくり、やさしく、ていねいなケアのある生活をとり戻すことが、とても大切だと感じるのです。

 タッピングタッチは、たんなる理想論ではなく、だれでもどこでも安心してすることができるように工夫されています。人と一緒にいたり、ふれ合ったりすることがためらわれる状況でも、タッピングタッチは、様々な活用の仕方があります。

 例えば、どうしても触れ合うことを避けた方がいいような状況であれば、タッピングタッチによるセルフケアを一緒にすることもできるでしょう。「腕だけ散歩」「セルフタッピング」そして「ネコの足ふみバージョンのセルフケア」などを上手く使えば、自分自身のケア、そしてお互いをケアすることができます。一人住まいの方や、一緒にする人が身近にいない場合も、これらのセルフケアの方法が重宝することでしょう。

 そして上記したように、家族や親しい人同士だと、タッピングタッチで触れたりケアしあったりすることは難しくないでしょう。 またある程度の予防策を工夫すれば、少人数で集まって基本型を学んだり、し合ったりすることも可能だと思います。高齢者や病気の方へのサポートとしてもとても有効だと思います。

 いかがでしょうか? 少し話が長くなってしまいましたが、タッピングタッチが今の時期にどのように活かせるか等、うまく伝わったでしょうか? 

 この新型ウイルスの問題は、長期戦になる可能性が高いようです。そして、

地球環境の破壊などが根本にあるならば、私たちがそのことに向き合い、ライフスタイルを変え、社会のあり方を良い方に変えていく必要があるでしょう。

そんななか、タッピングタッチが、みなさんやご家族に役立てば幸いです。ご要望やサポートへの工夫などありましたら、気軽にご連絡ください。全国の300人近くの認定インストラクターさんと一緒に、喜んでサポートさせて頂きます。

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鹿児島 奄美大島にて体験会を開催

2020/02/13インストラクターより

奄美大島にて体験会を開催のご報告 ~インストラクター 角田圭子 兵庫県~

奄美大島にて1月26日にタッピングタッチの体験会を行いましたので報告したいと思います。

私は心理士で場面緘黙(かんもく)児支援のためのネットワーク団体の代表をしています。今回かんもく奄美主催さんから「場面緘黙の勉強会」の要望があり、あわせてタッピングタッチの体験会を実施しました。
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・参加者 18名(支援者1名・医療4名(看護師3、ST1)・行政1名・教育5名・福祉2名・その他5名)
・タッピングタッチを初めて知った方が多かった。
・リラックスする。人のぬくもりが伝わって心まであたたかくなる。ポカポカする。安らぐ。他の人にもしたい。帰宅後家族にしたら、大好評だった、子どもたちともお互いにケアしあい、素敵な時間が作れてます。また学ばせていただきたいです。という声をいただきました。

また1月28日発行の南海日日新聞に取り上げていただきましたのでぜひご覧ください。

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