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忙しい毎日の中でも、子どもに「大切に思っているよ」を伝える方法

2023/10/26インストラクターより

イクメンパパが増えてきているけれど、まだまだワンオペのママが多いことと思います。
子どもたちはみんな可愛く、愛情を伝えたいけれど、下の子のお世話に手や時間を取られ、お兄ちゃん・お姉ちゃんとゆっくり過ごせない、ついつい我慢をさせてしまっていることが多いのが実情だと思います。

『タッピングタッチで家族のじかん』に、親子でゆっくりした時間を過ごし、気づきを得たママたちのご報告をお読みください。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 9月のご報告

今日はお姉さんが妹さんをお誘いして、それぞれのお家からお子さんとご参加くださいました。
お姉さんのAさんは特別支援学校の教員で、4才、1才のお母さんです。妹のMさんも小学校の教員で、9才、5才、生後1ヶ月の赤ちゃんのお母さんです。

はじめに簡単に自己紹介した後、腕だけ散歩5ステップを行い、紙芝居を見ました。
お二人が小学校の教員とのことでしたので、小学校でのタッピングタッチの動画も見ました。そして、親子でお互いにタッピングタッチをしあいました。

Mさんが9才のR君にしてあげると「気持ちよかった」と言い、お母さんにもトントン。「むずかしくなかった」と少しはにかみながら話してくれました。Mさんが受けているときに5歳のKさんがMさんに寄りかかり、まったりと過ごしていました。赤ちゃんは授乳後おとなしくしてくれて、Mさんは「上の二人とこんなにゆっくり一緒にすごす時間がなかったなと、あらためて気づきました。これから、ちょっとお風呂上りや、ちょっと膝に乗ってきたとき、ちょっとちょっとでも、トントンとやっていけたらいいと思います。」と話されました。

Aさんは「いつもはバタバタしているけれど、今日は風を感じる時間でした。」とおしゃっていました。
私からは、自分の子育ての経験から「忙しい毎日の中で、十分に子ども達と関わることは難しいかもしれないけれど、“あなたの側にいるよ。気にかけているよ”という気持ちで、そっとタッチするだけでも子どもはその気持ちを受け止めてくれると思います。」とお話ししました。

亜美さんから「タッピングタッチをすることは、子どものためにも自分自身のためにも良いものです。ゆっくり、やさしく、ていねいにふれ合うことで、大切にしてもらっていると伝わります。」とのお話がありました。
祥子さんから「お母さんと子どもたちがとても自然にかかわりあっている様子が見られてよかったです。“久しぶりに上の子とゆっくりかかわった”とのことでしたが、その関わりを大事にしてほしいです。スクールソーシャルワーカーとして小中学校で子どもたちにタッピングタッチをしていますが、人との温かな楽しい関わりがあると、その体験が子どもの芯に残り、人との関係づくりにつながっていきます。」とのお話を聞けました。
お二人のママ、参加してよかったと言ってくださいました。
 
毎月、月末日曜日、zoomで『タッピングタッチで家族のじかん』を行なっています。
(11月、12月は変則的に11月19日、12月24日に開催します。)
お気軽にご参加ください♪詳細・お申し込みはイベントカレンダーをご覧ください。
 
認定インストラクター 近藤亜美(ファシリテーター)
認定インストラクター 中田利恵(記録)

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学校で落ち着けない子どもたちにも

2023/10/03インストラクターより

毎月開催されている「タッピングタッチで家族のじかん」は、子育て中のお父さん・お母さんはもちろん、お孫さんとの時間を楽しみにしているおじいちゃん・おばあちゃん、そして子育て家族を支援したい方々を対象とした無料のプログラムです。

家族でも、家族だから、悩むことがありますね。
悩みをわきにおき、ゆっくり、やさしく、ていねいにな時間をご一緒に過ごしませんか?
お互いにタッピングタッチをすると、言葉を使わずに「あなたは大切な人だよ」と伝えることができます。
また今の時代、子どもも自分自身を大切にするセルフケアの方法を知っていることも大切です。

この会は子育て世代が主な対象ですが、どんな世代の方でも、お一人でも今年からご参加いただけるようになりました。

発達障害のある子どもたちの教育支援をしている方がご参加された7月の「タッピングタッチで家族のじかん」の報告をお読みください。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 7月のご報告

今日は大阪からお一人、ご参加いただきました。
小学校教員を長くされ、現在は発達障害のある子どもたちの教育支援をしている方です
「2005年に初任者研修でタッピングタッチを教わり、ずっと気になりながらも使う機会がありませんでした。今、発達障害のある子どもたちと関わるようになって、あの時習ったタッピングタッチがよいのではないかと思い出し、取り入れています。大阪で行われているオンラインでの集まりにも以前、参加しました。」とのことでした。
2005年に、しかも教員の初任者研修でタッピングタッチと出会ったということで、教えたインストラクターはどなただろう?などと盛り上がりました。
また、20年以上前に知ったタッピングタッチを思い出して活用してくださっていることは、大変驚くとともに、とても嬉しいことでした。

子ども 暴れる祥子さんがご自身のスクールソーシャルワーカーの経験から、
「ワーッとなってしまう子どもに、タッピングタッチをすると落ち着きを取り戻していきます。その姿を目の当たりにし、先生方も効果を実感されています。タイミングをつかんでタッピングタッチを使うことができたら、子どもが、自分自身を取り戻すための準備につながっていきます。」と話してくださいました。
助産師の亜美さんからは、「ふれることによって子どもはホッとできるので、元気の出るクリームを塗るようにさすってやるだけでも、安心感をもつことができますよ。」とのお話がありました。
しかし眠くなると、てんかん発作などの症状が出る子どももいるので、タッピングタッチを行う際には個別の配慮が必要な場合があるなど、注意点も教えてもらいました。
今回はお子さんの参加はありませんでしたが、子どもにかかわるお仕事とのことでしたので、参考にしていただけると思い、紙芝居「タッピングタッチの仲間たち」を読みました。
最初に「腕だけ散歩5ステップ」を行い、会の終わりは中川一郎さんのセルフケアCDを使ってご一緒にセルフタッピングをしました。
参加者から、「保護者や生徒たちと教室で、腕だけ散歩やタッピングタッチを取り入れたいです。
また、タッピングタッチは愛着に関する問題がある子どもにも、とてもいいと思います。
腕だけ散歩は、多動系の子どもも喜んでできると思います。」とご感想がありました。
 
私からは、インストラクターでもあり児童相談所に長く勤務された方の体験をお伝えしました。
ある時、多動の子どもさんにタッピングタッチをしたところ、大きな声を出したり逃げたりすることなどなく、ジッとふれられていることを感じているような様子になったそうです。そして次に会った時には彼女に親しく近づいてきて、甘えるような感じだったそうです。

今後、お仕事の中でもご自身のセルフケアとしても、タッピングタッチをさらに活用していただけたらと思います。
 
認定インストラクター 近藤亜美(ファシリテーター)
認定インストラクター 中田利恵(記録)

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お母さん、お父さん、参加しませんか?

2023/09/14協会より

2学期が始まりましたね。
お子様たちは、幼稚園や学校のリズムを取り戻したでしょうか?

親世代が子どもの頃も、この時期夏休みが終わってしまう憂鬱感や、久しぶりに会うクラスメートと2学期もうまくやっていけるだろうかなどの不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
コロナによる休校や感染症対策を第一にしていた時期から、マスクを外した日常を早く取り戻そうとする現在まで、この3年間はその時々の状況に翻弄され、例年以上に大人も子どももストレスを溜めてしまっているのではと思います。

いつであっても、どんな状況でも、子育ての限られた時間を「ゆっくり、やさしく、ていねい」な時間にしませんか?

お母さん、お父さんが心身ともに落ち着くことで、家族の悩みが深刻化せず、子どもの問題が解決していく、はたまた実は問題でもなんでもなかったとの気づきが起きることもあります。

昨年出版された新刊『<ふれる>で拓くケア タッピングタッ』」(北大路書房)の「第7章:厳しい時代を乗り越えるための6つのポイント」の一節をご紹介します。
「そこにきちんと気持ちを向けて、それを大切にするということです。ていねいにふれる、ひとつひとつ大切にすることで物事が変わっていく。そういった視点であり、実践なのです。現代の山積する問題を目の前にすると、希望を失い、動けなくなってしまいそうになります。しかし、今ここを大切にして、このひとつひとつを大切にする。一人ひとりのケアを大切にすることが実りに繋がっていくのです。」

毎月第4日曜日に、どなたでも参加できる「タッピングタッチで家族のじかん」をzoomで開催しています。一度、遊びに来ませんか?

これからの予定:924日(日)、1029日(日)、1126日(日)
詳細はイベントカレンダーをご覧ください。

「タッピングタッチで家族のじかん」は子育て世代が主な対象ですが、どんな世代の方でもお一人でもご参加いただけます

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家族を大切にしたいみんなのじかん

2023/04/25インストラクターより

 幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり心配が続いているご家族が3月の「タッピングタッチで家族のじかん」に参加されました。peatixで「タッピングタッチで家族のじかん」を見つけたそうです。peatixとは、イベントやセミナーなどの検索・申し込みができるサイトです。タッピングタッチ協会でも活用しています。

peatixの一般社団法人タッピングタッチ協会のページはこちら

フォローすると、イベントや講座の公開通知がメールでpeatixから届きます。

 「タッピングタッチで家族のじかん」では、お互いにケアし合う「基本形」や、自分をケアする「セルフケア(腕だけ散歩やセルフタッピング)」を一緒に楽しみます。子育てや家族の日常での触れ合いやケアについて話したり、紙芝居や絵本を読むこともあります。
 子育て世代が主な対象ですが、すべての世代の方が参加できます。
お一人の方も参加いただけるようになりました。
ご家族を、ご自分を大切にする時間を一緒に過ごしましょう。

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「タッピングタッチで家族のじかん」 3月報告

 兵庫県から一組のご家族が参加されました。お子さんはもうすぐ6才になる女の子と1才の男の子です。楽しそうに画面を覗き込んで、ニコニコ参加してくれました。まず挨拶して、簡単に自己紹介しました。お母さんはかつて心理学を学ばれ、体にふれる事で心にもアプローチできるケアとして、タッピングタッチの名前を知っていたそうです。そのような中で、Patixで「タッピングタッチで家族のじかん」を知り、タッピングタッチとは実際はどんなものだろうと興味を持って参加したとのことでした。

 5才の女の子は「夜になると、いつもお腹が痛いの」と話してくれました。お母さんによると、幼稚園に入ってからお腹が痛いと言うようになり、1年間心配が続いている。それも、今回参加した理由だと教えてくださいました。

 まずは、後から家族で楽しめるように説明しながら、5ステップ腕だけ散歩をしました。5才の女の子は、はずんだりグルグル回ったりしてオリジナル腕だけ散歩で参加してくれました。笑顔でとっても楽しそうでした。お母さんは1才の子を抱っこしていたので、部分的に工夫されての参加でした。

 続いて、「タッピングタッチのなかまたち」の紙芝居をしました。
とても集中してじっくりと聴いてくれました。

 二人ペアでのタッピングタッチの基本形の実践では、お母さんが5才のお姉ちゃんにトントンしました。始まって少しすると、してもらっている子が背中に響くリズムとふれられている感覚にジッとひたるような様子が見られました。タッピングタッチでは、一通りのタッチをした後、「どこをなにのタッチでしてほしいですか」とリクエストを聞きます。この時の女の子のリクエストはコアラでした。(タッピングタッチは子どもたちも親しみやすいように「ネコの足ふみ」「ゾウの鼻」「コアラ(の木登り)」などとタッチに動物の名前がついています。)お母さんが優しく腕を包んであげました。

 タッピングタッチが終わると、クタッとお母さんに甘えるような感じになりました。お母さんの感想は「自分の手がこわばっている事に気づいた」との事でした。女の子にお母さんに「どんな感じだったか教えてあげて」と話すと、小さな声で「気持ちよかった」と言っていました。交代してみるかと聞くと、とても恥ずかしそうにしていたので、この会が終わってから、お母さんにしてあげてねと約束しました。

 亜美さんから「子どもには動の時と静の時があります。元気いっぱいに腕だけ散歩したときは動の時ですね。静かに紙芝居を聴いていたときは静の時。そしてタッピングタッチをして、さらに静の時間が深くなりました。タッピングタッチによって、自分の時間の中に静の時がある事を子ども自身が自覚するようになります。それはとても大切な事なんですよ。」というお話しがありました。

 また、「お互いに大切にし合うのがタッピングタッチです。してもらうと、自然にお返ししたくなります。それは人と人の間の大事な営みです。根源的な人間関係の姿がそこにありますね。」という話に、私も深く共感しました。

 最後にまた気軽にご参加くださいとお伝えして会を閉じました。

次回は4月30日10時から11時半です。
5月は5月21日に行う予定です。
詳細・お申し込みはイベントカレンダー
をご覧ください。

ファシリテーター 近藤亜美
記録 中田利恵

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今の感動を楽しんでね

2023/03/09インストラクターより

「タッピングタッチで家族のじかん」  2月の報告
ファシリテーター:近藤亜美   記録:中田利恵

2月は、看護師でタッピングタッチインストラクターである方とその同僚の、2歳のお子さんとお母さん、妊娠中の方がご参加でした。

最初に「5ステップ腕だけ散歩」を行い、感想をうかがいながら自己紹介していただきました。

ポカポカして指先まであたたかくなった。」
「仕事や育児の疲れが取れた感じがする。自宅でもやっていきたい。」
「妊娠中で切迫早産のため自宅療養中です。久しぶりに背筋を伸ばした気がします。」


2才のお子さんは途中で出入りしていました。ファシリテーターの亜美さんから「ママが腕だけ散歩をお家でするとき、お子さんも誘って一緒にやるのもいいですよ。」とアドバイスがありました。

今回はセルフタッピングとセルフケアねこ足バージョンを行いました。

看護師の方が「夜勤の後、緊張感が取れず眠れないことがあるのでセルフケアをして自分を緩めることが大事だと思った。」と言われると、助産師でもある近藤さんから、「看護職はどうしても緊張の連続なので、手のひらで自分の腕をよしよししたり、自分に触れてあげるといいですよ。」とのコメント。

また「受診時など病院の待合室でも使えます。長い待ち時間、イライラしたりまた不安に駆られたりしがちだけれど、人知れずトントンしたり、ふみふみしたり、気楽にいろいろな場面で使うことができます。」とタッピングタッチの具体的な場面での活用について教えてくれました。

妊婦さんへのアドバイスは、「初めての妊婦さんは戸惑いの連続です。生まれたあとも”今の大変さの連続” 。首が座るまでの大変さ、2歳の大変さ、成長しての大変さ。そうやっていつも今の大変さがあります。お母さんは、『初めてだもん。うまくいくわけないもん』と思っていいですよ。」

「今の感動、を楽しんでね♪ 今、感動している赤ちゃんの胎動は、今しか味わえません。幼児期には、幼児期の幸せがあります。今の幸せ、子供の目の輝きに焦点を当てましょう。

そうすると大変さは薄れますよ。子どもとお花を見たり、葉っぱのにおいをかいだり、小さい子がいるからこそ味わえることを楽しんでくださいね。」と素敵なアドバイスがありました。

「タッピングタッチで家族のじかん」では、絵本や紙芝居の時間もあります。

今回は、絵本『はんなちゃんとへんちくりん』
「なんでお医者さんに行くの?」と子どもに聞かれた著者の実体験から生まれた絵本です。

絵本を読み終わったあと、参加者のお一人が「子どもが1才の時、病気で1か月入院しずっと付き添った。親が一緒にいることで子どもは安心していたようだった。」と話してくれました。また別の参加者は、「親はあなたを思っているよ。ということこそが伝えたいこと。「そばにいるよ」ということで子どもは力がわく。」とお話ししてくださいました。

タッピングタッチは、「ここに一緒にいるよ」と言葉を使わず伝えることができる方法でもあります。

大切な人と一緒にタッピングタッチをしませんか?🍀

「タッピングタッチで家族のじかん」は、毎月末日曜日に開催しています。
詳細は、イベントカレンダーをご覧ください。
次回は、3月26日(日)10:00~12:00です。

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