一般的利用
タッピングタッチの用途は広く、想像力を働かせれば色々な応用の仕方があります。ここでは、今までの経験や報告からタッピングタッチが役に立ったものを幾つかリストしてみます。参考にしてください。
- 気楽に友達や家族でしあってみる
- 気がめいった時にしてもらう、またはセルフ・タッピングをしてみる
- 疲労している人や、病気の人にしてあげる
- 災害などでショックを受けた時に、こわばった心身をほぐす
- グループワークや集まりなどでのアイスブレーキングに使う
- 頭が疲れた時に
専門的利用
タッピングタッチは、誰でもできるシンプルなものでありながら、ヒューマンケアにおいてとても有効なため、看護、医療、教育、心理、介護、福祉など、様々な専門分野での利用が広がりつつあります。このセクションでは、対人援助の分野での利用について簡単に説明します。詳しくは、関連の専門文献などを参照してください。
学校・教育
- 生徒の気分を切り替え、リフレッシュして、学習意欲を高める
- 生徒の気持ちを落ちつけ、衝動性を軽減し、集中力を高める
- 安全にふれあい、お互いを大切にする気持ちを育む
- 教職員の相互ケア、関係性の改善、ストレス軽減として
- スクールカウンセリングや保健室での心のケアとして
- 生徒や保護者に学んでもらい、家庭でのお互いのケアとして
心理・カウンセリング
- タッピングタッチによるセルフケアの活用
- 不安、緊張、不眠などの軽減と予防的利用
- カップルや家族療法などにおける、相互ケアとしての利用
- イメージ療法や催眠療法などへの補足的・相補的な利用
- グループワークやグループセラピー等での応用
介護・福祉関係
- 高齢者介護施設(デイケアやグループホーム)での利用
- 認知症の不穏行動などのケアに
- 介護家族のサポートや関係性の改善に
- 介護者のストレス・マネージメントに
- シニアーの集いなどでしあってもらう
医療・看護関係
- 医療・看護における心のケアとしての利用
- 病気や治療にまつわる心理的苦痛の軽減に
- 緩和ケアとして、不安、緊張、痛み、孤独感などの軽減に
- セルフケアとリラクセーションによる自己治癒力の向上
- 家族による心身のケアとスキンシップとしての利用
- 医療スタッフのストレスケアやや関係性の改善などへの利用
その他
- 支援ボランティアのトレーニングに
- 自然災害や事故などにおけるこころのケアとして
- パフォーマンスの向上などに役立てる
- ペット(犬や猫など)のケアやスキンシップに
- 集まりなどでのアイスブレーキングに使う