「タッピングタッチで家族のじかん」 2月の報告
ファシリテーター:近藤亜美 記録:中田利恵
2月は、看護師でタッピングタッチインストラクターである方とその同僚の、2歳のお子さんとお母さん、妊娠中の方がご参加でした。
最初に「5ステップ腕だけ散歩」を行い、感想をうかがいながら自己紹介していただきました。
「ポカポカして指先まであたたかくなった。」
「仕事や育児の疲れが取れた感じがする。自宅でもやっていきたい。」
「妊娠中で切迫早産のため自宅療養中です。久しぶりに背筋を伸ばした気がします。」
2才のお子さんは途中で出入りしていました。ファシリテーターの亜美さんから「ママが腕だけ散歩をお家でするとき、お子さんも誘って一緒にやるのもいいですよ。」とアドバイスがありました。
今回はセルフタッピングとセルフケアねこ足バージョンを行いました。
看護師の方が「夜勤の後、緊張感が取れず眠れないことがあるのでセルフケアをして自分を緩めることが大事だと思った。」と言われると、助産師でもある近藤さんから、「看護職はどうしても緊張の連続なので、手のひらで自分の腕をよしよししたり、自分に触れてあげるといいですよ。」とのコメント。
また「受診時など病院の待合室でも使えます。長い待ち時間、イライラしたりまた不安に駆られたりしがちだけれど、人知れずトントンしたり、ふみふみしたり、気楽にいろいろな場面で使うことができます。」とタッピングタッチの具体的な場面での活用について教えてくれました。
妊婦さんへのアドバイスは、「初めての妊婦さんは戸惑いの連続です。生まれたあとも”今の大変さの連続” 。首が座るまでの大変さ、2歳の大変さ、成長しての大変さ。そうやっていつも今の大変さがあります。お母さんは、『初めてだもん。うまくいくわけないもん』と思っていいですよ。」
「今の感動、を楽しんでね♪ 今、感動している赤ちゃんの胎動は、今しか味わえません。幼児期には、幼児期の幸せがあります。今の幸せ、子供の目の輝きに焦点を当てましょう。
そうすると大変さは薄れますよ。子どもとお花を見たり、葉っぱのにおいをかいだり、小さい子がいるからこそ味わえることを楽しんでくださいね。」と素敵なアドバイスがありました。
「タッピングタッチで家族のじかん」では、絵本や紙芝居の時間もあります。
今回は、絵本『はんなちゃんとへんちくりん』
「なんでお医者さんに行くの?」と子どもに聞かれた著者の実体験から生まれた絵本です。
絵本を読み終わったあと、参加者のお一人が「子どもが1才の時、病気で1か月入院しずっと付き添った。親が一緒にいることで子どもは安心していたようだった。」と話してくれました。また別の参加者は、「親はあなたを思っているよ。ということこそが伝えたいこと。「そばにいるよ」ということで子どもは力がわく。」とお話ししてくださいました。
タッピングタッチは、「ここに一緒にいるよ」と言葉を使わず伝えることができる方法でもあります。
大切な人と一緒にタッピングタッチをしませんか?🍀
「タッピングタッチで家族のじかん」は、毎月末日曜日に開催しています。
詳細は、イベントカレンダーをご覧ください。
次回は、3月26日(日)10:00~12:00です。