2008年1月21日〜25日
2008年1月21日 ビーチにてポトラック(持ち寄り)パーティーに参加!
きっかけは、仙台にあるDICT統合カウンセリングにて、タッピング・タッチの講座を受けたMimi Demura-Devour(出村デボアひとみ)さんが、ハワイでソーシャルワーカーとして働いていることでした。
直前のアレンジメントにもかかわらず、まずは到着した日そうそうに、彼女の家族と一緒にプライベートなビーチでのパーティーに招待してくれて、そこでタッピング・タッチのミニ講座!
実は友人の一人であるマーカスの誕生日でした。このマーカスは、パートナーのジャネットと Zahana Project
www.zahana.org というアフリカのマダガスカル島の村をサポートしています。彼らは、タッピング・タッチを経験して、また一郎さんの熱心な説明に感銘して、ハワイで会うべき人々!?に速攻で、繋げてくれました。パワフル!
2008年1月22日 ちょっとヨットでお楽しみ
人に会うのに忙しかったハワイでの4日間、唯一楽しんだ2時間のヨットツアーでした。沖合いに出て、帰ってくるだけのツアーですが、ドルフィンが遊びに来てくれたりで、やみつきになりそうな楽しさでしたよん!
ホスピス・ハワイ プログラム・デイレクター訪問
ツアーから戻って、あたふたとMimi さんの車に乗り込んで・・・ホスピス・ハワイのチャプリン(牧師)でもあるディレクターのクラレンス・リウさんに面会。
翌日カリフォルニアでのワークショップ参加に出発するとのことでしたが、快く時間を割いてくれました。実際にタッピング・タッチを一郎さんが説明しながらやってあげると、じんわりと味わい、すぐにプログラムの中の「遺族のケア」で使えないかと、反応が早い!神戸の遺族会「ひまわりの会」でタッピング・タッチとピアカウンセリングを使っている話しをすると、さもありなん!と納得顔。互いにケアする効果にすぐに着目されました。
ホスピス・緩和ケア関係専門家向けのタッピング・タッチ講座をハワイで、という方向に話しがすすみ、ホスピス・ハワイで力を入れているスピリチュアルな側面を日本からの人たちが学べるような、相互学習の機会になればと話し合いました。
2008年1月23日 ハワイ大学にて
今回ハワイ滞在の一番の目的はこれ。
APAN(Asia-Pacific Advance Network) の年次大会にて、中川一郎さんが三重大学客員教授として「統合的災害支援におけるタッピングタッチのありかた」というテーマで発表しました。
APAN (Asia-Pacific Advanced Network ) is a non-profit international consortium established on 3 June 1997. APAN is designed to be a high-performance network for research and development on advanced next generation applications and services. APAN provides an advanced networking environment for the research and education community in the Asia-Pacific region, and promotes global collaboration.
APAN は非営利の1997年に設立された国際協会で、高等次世代アプリケーションソフトとサービスの研究と開発のための高機能ネットワークとして計画されました。アジア太平洋地域に研究と教育のための高等ネットワーク環境を提供し、グローバルな協力を促進しています。
参加者は主に、アジア各国や米国からのコンピューター関係の大学教授や研究者なのですが、一郎さんが発表したセクションは、e-culture といって、インターネット上での文化的交流を行うものでした。
真ん中の バーナード・フィッシャーさんは米国のバージニア大学にあるThe Institute for Advanced Technology in the Humanities という研究所の所長ですが、タッピング・タッチの大ファンになってくれ、是非、誰でも手に取れる平易なタッピング・タッチの本を出すべきだ!と背中を押してくれた、ねっから明るいおじさまでした。
余談ですが、私(祥子)がつけているアクセサリーと小花模様プリントのタンクトップの組み合わせが、ロンドンのなんとかいう店?の組み合わせに見えて、どうしてもアメリカ人に見える・・・とか言って、女性のファッションにも興味を示してくれる話題豊富な方でした。こういう人だと、私のさびつきかけている英語もスラスラ・・・?
2008年1月24日 ホスピス・ハワイにて
Mimiさんのアレンジでソーシャル・ワーカー向けトレーニングとして、タッピング・タッチ講座実施
日ごろに死期が近い人々に接しているからでしょうか、皆さんの相手に丁度よいタッチの手つきがなんともすばらしいものでした。その習得の速さと、相手との距離をうまくとってタッピング・タッチに浸っている様子に感心していたら、「日本の人たちにも素敵な人たちは沢山いるよ!」といちろうさんに、たしなめられました・・・(すみません皆さん)
ホスピス・ハワイではかなりスピリチュアルケアにも力を入れており、スタッフも瞑想をしている人も多いとか。自分の中心をしっかり持っている感じがしました。
ホスピス・ハワイの施設(Palolo Home)を訪問 日系の高齢者ベッドサイド
ホスピス・ハワイはパロロ・ホームとカイルア・ホームの二つの施設を持っています。どちらも5−6床の小さな家で、小奇麗な快適でアットホームな雰囲気の終末ケアハウスです。
たまたま訪問したとき、意識はあるけれど、反応の少ない日系女性がおられ、タッピング・タッチをさせてもらいました。口頭でのやりとりはありませんでしたが、目じりがうるんで呼吸が少し楽になったかなあ・・・
2008年1月25日 浄土真宗本願寺別院 & パシフィック・ブディスト・アカデミィー訪問
Honpa Hongwanji Betsuin
本堂の中はキリスト教会風。丁度親鸞聖人の命日のお参りをしていました。
併設している学校
Pacific Buddhist Academy
http://pacificbuddhistacademy.org/index.html
はこじんまりと明るく楽しそうな雰囲気
校長のパイパー・トヤマさんとミーティング
まずは、パイパーさんが学校の説明と大事にしている仏教の教えをいかに、教育に取り入れているかを、熱意を持って語ってくれました。校長室には、仏壇があり、生徒指導には叱るのではなく、一緒に瞑想したり、お経を唱えるのだそうです。間違いをおかすと罰があるからと、恐れから間違いを正すのではなく、自らが気づいて(悟って=awaken)いくことこそが、仏教の教えであると力説されました。校長室はPlace of peace (平和の部屋)なのです。
それから、帰国間際の本当に短時間でしたが、一郎さんの英語と話術パワーが炸裂!しました。英語で編集してあったタッピング・タッチのハイライトを持参のノートパソコンで見せながら、簡潔に的確に、しかも情熱を持って、タッピング・タッチを説明。しばらくするとパイパーさんが、「もう説得は十分されたよ!どんな風に学校で使えるか考えよう!」と真剣に言い出して・・・
本当に短時間ながら、タッピング・タッチの本質を捉えてくれ、学科事務長のジョシュアさんと具体的なアイデアをブレインストーミング。生徒指導においての使用、ヨガクラスでの活用、保護者向けの講座のほか、学校を使ってのリサーチには協力できるし・・・来年度、Shin Buddhism の国際大会があるらしく、ハワイにかなりの信者さんたちが集まるそうで、そこでの紹介もできたら・・・など、どんどんと話しは進みました。
ともあれ、今年度中には学校向けの何か講座をしてはどうか、詳細はメールでやりとり、というところで時間切れとなりました。ホテルまで自ら送ってくださり、Peace project として協力し合えたら嬉しいとなりました。
さて、帰国して・・・盛りだくさんの出会いを次に形にしていくには??
皆さんのアイデアや感想、お待ちしております〜〜〜!(祥子)
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ほんとうに色々な専門の人たちとの出会いがあり、これからの進展を楽しみにしています。ハワイでの出会いを豊かにしてくれた出村ミミさん、ありがとう!ホスピスハワイでのお仕事と、小さい子供さんの育児にたいへんな中、全てこころよくサポートしてくださって、こころから感謝しています。
それと、現地の方たちと連携して、インターナショナルなコンフェレンスみたいなものを企画したいと思っています。今のところ、緩和ケア、ホスピス、そしてタッピングタッチなどを重ねたようなものがよいのではないかと話しているのですが、日本からもいろんな人が参加できるようなものになればいいな〜と思っています。ぜひアイデアや感想をお願いしま〜す。是非ご一緒したいで〜す。(いちろう)