タッピングタッチ スタディフォーラム
「タッピングタッチ、マインドフルネス、ブッダの教え」
2024年11月9日(土)9:30~12:00
今年3回目のスタディフォーラムが開催されました。13名の参加があり、タッピングタッチ、マインドフルネスとブッダの教えへと深い意見交換になっていきました。
タッピングタッチをすると自然にマインドフルな状態になることは、タッピングタッチを何度もしている方々には実感されることだと思います。穏やかで、人にも自分にもやさしくあれる自分に気が付いたり、取り戻すわけですが、それが仏教でいうところの「仏性」に気づくことに重なるというのです。本来の私たちは、みな慈悲の心を持った素晴らしい存在であるとのこと。
いま世界で、そして日本で起きている「え?!」と思うようなニュースを目に、耳にするたびに、私たちは本来の自分を取り戻すべきだと、タッピングタッチが教えてくれているなと思います。
「ゆっくり、やさしく、ていねいに」に日々を生き、人と関わっていくならば、人間は何を大切にすべきかをちゃんと感じて、こんな戦争や傷つけ合いの社会にはならないはずなのにと。
1人ではなかなか出来ないなあ、と思ってしまいがちな私たちですが、まずは誘い合ってタッピングタッチをしてみない?と思います。そうやって、「今、ここ」のマインドフルな自分を取り戻すことによって、飛び交う情報を聞き分け、考え、何を大切にすべきか、どんな行動を取っていけばいいのかが、わかってくるように思います。
下記は、参加者の感想です。みなさんそれぞれに思いや考えを深められたようです。
中川祥子
<参加者からの感想>
😊本日も学びの場をありがとうございました。受講してよかったです。
‣タッピングタッチの「見えない部分」について学べてよかった。
‣しかし、いまのところ「見えない部分」がなかなか自分の言葉にはならない。
‣やはり「体験」が大切だとあらためて思った。
‣タッピングタッチを種まきするやりがいをあらためて感じた。
😊さわやかな朝のひとときを過ごす事ができました。
ブッダの教えに興味がありましたので、理解することが出来てとても良かったです。
😊初めて参加しましたが、皆さんの感想やご意見をお聞きして、とても参考になりました。
今回は、私が感じていた、タッピングタッチとマインドフルネスの共通点を改めて感じる事ができ、食べる瞑想、歩く瞑想などと言うものがあるように、タッピングタッチをしてあげている時に、タッピングタッチ(TT)瞑想などと言うものが出来るのではないかなぁ、と思っていました。本日の気づきを大切にして、精進して行きたいと思います。
😊とても心地よい時間でした。一音さん、祥子さん、みなさんおひとりおひとりにお会いできてうれしかったです。一期一会。大切な仲間たちと、深くいのちを感じられたことに、心から感謝しています。ありがとうございます。
😊12月に体験会の予定がありますので、復習をかねて先週の種まきのつどいと、今回のスタディフォーラムに参加させていただきました。経験豊富なインストラクターのご意見は非常に有意義でした。最近のセミナーは、どの分野でもパワーポイントの資料が当たり前のように使われ、丁寧な主催者は事前あるいは事後配布まであります。それはそれで情報収集としては助かりますが、あまり研修内容を理解して、実践に活かすまではしていないと感じていました。
今回のスタディフォーラムの参加でその理由がわかりました。やはり、自分でメモをとり、頭に焼きつける、あるいはワークで身体で感じるのが大切なのではと思いました。
12月の体験会は自分なりに工夫して、参加者にタッピングタッチの体験がよきものとして残る体験会にしたいと思います。大事なことに気づかせていただきました。ありがとうございました。
😊参加者のOさんが、「タッピングタッチは体が楽になったり、心が落ち着く。それだけだったら、こんなにやっていない。もっと大きなものがある。自分はブッダの教えのためにやっている」と言われ、普段のOさんの行動のすべてが腑に落ちました。Nさんの「負のものを大地に流して良いか」との問いのおかげで、さまざまなご意見が聞かれ、とても有意義な時間になりました。循環する生命体としての地球にお任せすると、私自身考えています。
一音さんからの「その時、その時に気づき、今を大切に、感謝して生きる」との言葉が心に残っています。そして「ケアという愛の行為により、思うことと行動する事が循環していく」というお話にとても感銘を受けました。
😊今回、私としてはスケジュール的に無理がありながら、是非にもと参加しましたのは、今回のテーマに魅かれていたがゆえです。
このテーマは、2018年の全国大会以来だと記憶しています、その前年、仏教看護・ビハーラ学会で、タッピングタッチ協会代表で、臨床心理学博士の一音さんこと中川一郎さんが、ワークショップ&講演をしました。その時の記録が、ブックレットとして出されたことが契機でした。
タッピングタッチには宗教性はありませんし、仏教由来のものでもありません。「しかしながら・・タッピングタッチから見えてくるもの・・が、仏教あるいはブッダが教えていた根本的な願いや教えに繋がるのではないか」そういう一音さんの思いから実施されたのが、このワークショップと講演でした。
私自身はと言えば、ブッディストではありませんが、私が学習論、成功原理、宇宙論などを学んできたプロセスで、仏教的ものの見方というものが出てきて、それによって目が開かれることが常にありました。
一音さんのこのお話か、タッピングタッチのマインドというものをとても本質的に説明してくれるものだったと同時に、私のいろいろな学びとタッピングタッチを、それこそ「ホリスティック」に結び付けてくれるものだったのです。
私の勝手な解釈も含めて言わせていただくなら、タッピングタッチは慈悲であり、タッピングタッチのリズム、「ゆっくり、やさしく、ていねいに」は、マントラだと言えるのではないかと思っています。マインドフルネス以上にマインドフルネスそのものと言ってもよいと思ってもいます。
そんな思いや感覚を再確認できた時間でした。
😊人のあたたかさ、やさしさ、思いやりの気持ちを実感しやすい講座でした。