菰野町で先日、基礎講座をさせてもらいましたのでお知らせします。企画は菰野町の社会福祉協議会で、「ファミリーサポートセンター・ファローアップ講座」というものでした。
子育てを手助けして欲しい人(依頼会員)の要望に応じて、子育てのお手伝いが可能な人(サポート会員)を紹介し、相互の信頼と了解の上で一時的にお子さんを預かるシステムだそうです。この日の講座には、このサポート会員さんたちが集まられたわけですが、プログラムの性質上、主に子育て中のお母さんたちでした。
1時間半の講座だったので、時間配分に気をつける必要がありましたが、参加の方々も和やかで、とてもよい時間になりました。参加者の感想は下記にリストしましたが、子育て中のお母さん達にも、タッピングタッチはとてもよいことがよく分かります。
近頃は誰もかれも忙しい生活をおくっているかのようですが、特に、子育て中の母親はとても忙しく、ゆったりとした時間がとれないことが多いようですね。今回の参加者からも「ふだん、ゆっくりとした時間がもてない」「いつも家事、子育てに追われて、こんな風にゆったりと過ごすことが少ない・・」といった声が聞こえてきます。
そしてタッピングタッチによる、ゆっくり、やさしく、ていねいなケアの体験をとおして、心身共に癒され、大切なことを思いだされることが多いようです。
参加者の言葉を拾ってみると・・・「ピリピリイライラしている自分をもう一度見なおし、子どもに対してやさしく接してあげたいと思いました」とか、「やっていくうちに自分もゆったり落ちついた気持ちになれました・・・子どもたちとも、ゆったりとした関わりをしたいと思いました」などなど。体験をとおして、心身が楽になり、子どもや家族に対する優しさや思いやりの気持ちをとり戻される感じがあり、とても嬉しくなります。
あるお母さんは、「子どもを抱っこしたり、一緒にお風呂にはいっている時間に、ふれてあげようと思いました」と書かれました。子どもを愛おしく感じ、慌ただしい日々の生活のひとときを大切にしようと思う、素直な気持ちが伝わってきます。
そして忘れてはいけない存在がお父さんたちですね。参加者にはおられませんでしたが、家に帰ったらしてあげたいと思われたお母さん達も多かったようで、これもまた嬉しいです。
以下は、参加したお母さん達に感想です。お楽しみください。
いちおん(中川一郎)
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「日々 子育て家事など、子供主人の予定など、頭の中で考えることが多く 自分の時間に自分のことを考える時間がないと実感していました。 せかせかした生活を送っていると思っています。 タッチを受けている時より 自分がタッチを行っている時の方がゆったりと今のことだけを考え、ゆったりした気分で過ごせたので安らげました。 (先にタッチを受けたからかもしれませんが) 家で主人に行ってあげたいなと思いますが、子供達がわーわーと私も私もと寄ってくるのが目に見えるように浮かぶので、皆に行ってあげて、私にもしてもらおうと思います。」
「タッピングタッチというのを初めて体験させていただきました。 小さなお子さんから年配の方まで簡単にできるとのことでしたが、力の加減が大丈夫なのかやり始めはドキドキしました。上手にしようとせず、ゆっくりのんびり楽しく、そんな気持ちでタッチするうちに、体の中からポカポカと暖かくなりました。 参加して本当に良かったと思います。」
「とてもリラックスできたので子供にも寝る前にやってあげたいと思いました。やっている方も手が暖かくなり行ってもらったら体の体温が上がったようです。子供の宿題のゆっくりさにピリピリイライラしている自分をもう一度見直し、子供に対して優しく接してあげたいと思いました。主人もやってあげたいです。今日はありがとうございました。」
「とても穏やかに過ごすことができた2時間弱でした。ゆっくりやさしく丁寧に自分の生活がいつのまにか消えていた大切なことに気づけた気がします。人にやさしくすることを触れること人を大切に思うことそれが自分の体ひとつで実感でき、そして相手にも伝えることができる。毎日何かに追われているかのように自分を追い込んでいたけれど今日ふと立ち止まって子供に触れるて、夫に触れるて、自分の心を見つめ直すことができた気がします。旦那にすることは思いつかなかったけれどまずは子供を抱きあげる手に優しさをこめてみたいと思います。」
「この手で、他人と自分の心がゆったりとなり、ゆとりのるひと時を過ごすことができ感謝と驚きです。私のこの手がまるで魔法使いの手という感じです。」
「毎日の生活の中でゆっくり、やさしく、ていねいにのある時間を取り戻せる勉強となりました。そして遠い過去に戻りもう一度子育てをしてみたいなと思いました。」