活動レポート(ブログ)
2018/11/27インストラクターより
2018/11/27インストラクターより
2018/11/20インストラクターより
11月14日広島の対岸の島、似島、
11月15日坂町 小屋浦 へタッピングタッチに行ってきました。
両地区とも、豪雨災害での被害が大きい場所です。
似島は公民館での健康体操の時間と重なり、職員さんと住民の方他4人にさせていただきました。
15日の小屋浦では、会場を提供して頂いたお寺の総代さんがご近所にお声かけしてくれました。
会場のお寺も川沿いで土砂が流れ込み、
1階は何もかもなくっていて吹きさらし状態。
2階の本堂もブルーシートが敷かれています。
2割程度の方が自宅、その他の方は
仮住まいや家族の所で住んでいるなど
まだまだ大変な状況です。
そんな中、声かけてで知った方の中には、
タッピングタッチの予習をされていた方もいらっしゃいました。
みなさんの感想は、
手があったかくなる。
中からじーんとくる。
気持ちが落ち着く。
眠くなる。
ほっとする。
今日は忙しいかったのよ、と話す方、おられました。
年配の方が多かったので、椅子は背もたれを横にはせずに、少し前に座ってもらい、背中に手を入れる隙間を作りました。
場所や状況、年代に応じた対応がさせて頂く度に勉強になります。
協会からもパンフレットをいただき、ありがとうございました。
タグ:被災地支援
2018/11/20インストラクターより
神奈川県立こども医療センターで、2年前に出会ったタイのドクターとのご縁で、タイでの病院ボランティアに繋がり、そして11月、第9回アジアセーフコミュニティ会議厚木大会でのポスター発表に繋がりました!
(写真のように発表場所のすぐ近くに偶然にも椅子が・・・)タイ人6人、韓国人1人、日本人4人にタッピングタッチを体験していただくことができました。
とても気持ちがいい、ゆったりできた、安心感が感じられたなど、感想はよく似ていて、タッピングタッチが国境を軽々と超えることを、今回も確認できました。
※ ドクターのポスター発表には “Humanitarian Help: More than Meet the Eyes” とあります。「人道的支援:見ため以上のもの」という言葉ですが、「人道的支援は見ため以上の支援となる、という意味か、「人道的支援は表面上はわからない状況を救う」、という意味なのかどちらでしょう。どちらにしても、タッピングタッチの紹介を、一緒にどうぞ、と言ってくださったドクターは、タッピングタッチの本質を「人道的支援」と見てくださったのですね!(下のほうに貼ってあるのが英語版タッピングタッチのパンフレットです)
インストラクターの丁寧な働きかけを、ちゃんと見てくれている方がいて、そこから無理なく繋がり広がっていくことが嬉しいです。
2018/11/15インストラクターより
今年の8月に山口県に住むタッピングタッチ認定インストラクターの2人が、三重大学医学部附属病院の中にある「リボンズハウス」で定期的に開催されている「タッピングタッチ」プログラムを見学しました。
「リボンズハウス」は、がん患者さんの治療と生活をつなぐことを目的に、がんに関するさまざまな情報を提供されていて、がんに関する冊子や書籍を揃え、書籍は貸出も可能。がん患者さん向けの勉強会や交流会、がん相談会、リラックスヨガ、アロマハンドトリートメント等各種イベントも開催されています。
「タッピングタッチ」プログラムは、臨床心理士として病院で働いている中西健二さん(認定インストラクター)がタッピングタッチ開発者の中川一郎氏を講師に招いたのがスタートでした。現在は毎月第二水曜日に開催されており、中西健二さんが主に担当されています。
プログラムは長年継続しており、県内の他のインストラクターさんがボランティアで入って、日々病気で辛い方々に深い癒し合いの時間であることを体感されたり、そこでタッピングタッチに出会った方が、他の方をサポートすることもしたい、と基礎講座やアドバンス講座を受けに来られたりと無理のないエンパワメントが起こったりと多様なサポートとなっています。
そんな病院内へのタッピングタッチの導入や継続的な活用について学びたいと、山口から1泊2日で見学にやってこられました。以下は、その感想です。
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私たちは、山口県内の総合病院の心理職として、がん患者さんやその他の病気やケガの治療で入院中の患者さんと関わる仕事をしています。その中で、患者さんのケアやご家族のケアなどに活かせるものはないかと思っていたところにタッピングタッチと出会い、昨年インストラクター資格を取りました。しかし、病院という場にどうやってタッピングタッチを持ち込めばいいのかわからず、実際の現場を見てみたい!と中川一郎さんに相談したところ、三重大学病院医学部附属病院のリボンズハウス(「がん治療と生活」をつなぐ、具体的な情報とケアを提供する場所)で行われているタッピングタッチのプログラムを教えていただきました。インストラクターの中西健二さんにも快く了承いただき、8月8日に見学させていただきました。
当日はとても暑い日でしたが、多くの方が参加しておられました。初めての方からベテランの方までおられましたが、みなさんの温かい雰囲気が印象的でした。また、会場も病院の一角にありながら心落ち着ける雰囲気で、過ごしやすい場所でした。中西さんが作られるその場の心地よい空気も、すごく大事なもののように感じました。
私たちも実際に参加者の方とペアを組んで参加させていただきましたが、いちばん強く感じたのは、「ありのままの自分を受け入れられることの大切さ」でした。病院では、どうしても“病気やつらい気持ちを抱えた患者さん”と“健康な私たち”が関わるという流れになりやすく、『どうにかしなければ』というような気負いを感じてしまうことがあります。患者さんも、“患者という弱い立場”にならざるを得なかったり、“元気な自分を見せなければ”と思って無理をしたり、反対に“元気なところよりもつらいところを見せた方が良いのでは?”と迷ったりして日々過ごしておられるのではないかと感じることがあります。
しかし、今回のプログラムに参加された方の表情を見たり感想を聞いたりしたときに、漠然とではありますが「つらくても良い」「つらくなくても良い」「楽しいことは楽しいと感じていい」「そのままで良い」という目に見えない温かさを感じました。
今回の経験を通じて、病院の中にこういった場を作れれば良いなという期待と、それには長く時間がかかるのだろうという難しさと不安を感じました。今後、私たちの病院でも、少しずつ形にできればと思っています。 (藤井優子)