活動レポート(ブログ)

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保健師さんとタッグを組んで

2022/11/17インストラクターより

前年度に引き続き、この冬も市の医療健康課からの依頼でタッピングタッチの体験会が、北秋田市の10地域で開催されます。(詳細はカレンダーをご覧ください)

日時:11月1日(火)11:00~11:30 場所:糠沢会館
日時:11月2日(水)11:00~11:30 場所:相善会館
日時:11月7日(月)11:00~11:30 場所:神成交流センター
日時:11月10日(木)11:00~11:30 場所:蟹沢会館
日時:11月15日(月)11:00~11:30 場所:下新町児童館
日時:11月22日(火)11:00~11:30 場所:大阿仁公民館
日時:11月24日(木)11:00~11:30 場所:岩脇会館
日時:12月16日(金)11:00~11:30 場所:木戸石児童館
日時:12月21日(水)11:00~11:30 場所:三木田多目的集会施設
日時:12月22日(木)11:00~11:30 場所:川向自治会館 

雪深い北秋田市ではどうしても12月から1月にかけて引きこもりがちになります。外に出る機会、あたたかい交流ができる場所づくりが市の保健センターを中心に行われています。うつ病や自殺予防についての啓蒙も含めた心の健康づくりの大切な企画です。

下記は昨年の企画の報告ですが、タッピングタッチを参加者の方々が気持ちよさそうに楽しんでいる様子や心の健康づくりに役立っていることが伝わってきます。参加者からの肯定的な感想や、なにより一緒に活動した保健師さんたち自身の体験や、目の当たりにした参加者の変化や笑顔が、今年の依頼に繋がっていると思います。

今年の活動報告もとっても楽しみですね。

 

*** 2022年2月22日の報告です ***

北秋田市保健センター主催の 心の交流サロン でのタッピングタッチを無事終える事ができました。

全10回の予定がコロナウィルスの感染防止の為9回になってしまったのが残念でしたが、参加してくださった方にはタッピングタッチの心地よさが伝わったと思う事ができました。

会場によって参加人数は違いましたが平均して毎回15人位でした。やりたがらない人も中にはいるかもしれないと予想していたのですがそれは杞憂で皆さん気持ちよさそうに最後まで楽しんでくれました。

持ち時間は30分で最初に相互タッピングのデモンストレーションをしてタッチの種類などを覚えてもらい、その後でゆっくりセルフタッピングをしてもらいました。デモの時から皆さん興味津々。セルフタッピングの時にはすっかりタッチに馴染んでいる感じでした。

特に印象に残ったのはセルフタッピングが終わった後に軽く目を閉じてもらって胸の前に手をあてて深呼吸をしてもらった時の様子です。(ゆっくり目を開けてください。)と言った時に殆どの方が目を閉じたまま暫く余韻に浸っているのです。

窓の外は雪、静かに音楽が流れる中でその様子を眺めるひとときがとても好きでした。タッチと音楽の相乗効果の賜物ですね。

もうひとつは 、「皆さん、人のためには一生懸命なのに自分の事は後回しになっていませんか?」の言葉に保健師さん達が反応した事です。

毎回2名の保健師さんが一緒にセルフタッピングに参加してくれたのですが、コロナ騒ぎの中で仕事と家事で大変だったらしく、その言葉が胸に響いたと言っていました。

どちらも、一音さんの講座を受けた時に教えて頂いた事です。その時に私もいいなあと感じた事が、やっぱり他の人も同じように感じるんだなあとやってみて分かりました。

秋田県は自殺率が全国トップクラスということで、北秋田市でもその予防の為に色々な企画をしています。心の相談員の養成講座もよく開催されていて受講者同士で 命のサロン みたいな場所を立ち上げていたりして、そんな場所にタッピングタッチはぴったりなのでは?と以前から思っていたので今回の保健センターからの要請は本当に嬉しかったです。これを機会に少しずつ関わっていけたらと思っています。

コロナ下でも安心してすることができるセルフタッピングのパワーを再確認する事もできました。これからもゆっくり、やさしく、ていねいにタッピングタッチを続けていきたいです!

秋田県 簾内久美子

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2022/11/10インストラクターより

11月3日(木)の会では、「グリーフケアとしてのタッピングタッチ」をテーマに
堀江くにこさんからお話しいただきました。

堀江さんは重症心身障害施設で看護師として勤務されています。

TTのインストラクターとして、そこで勤務するスタッフへTTを伝え、利用者への活動や日々のケアの中に取り入れているそうです。最近「TTをやれていないな~」と感じることもあるそうですが、これまでをふり返って周りを見渡すとちゃんんとTTは定着はしていて、個別支援計画に組み込んでいることで、継続できていることに気づいたそうです。

日常のケアの中に、TTが自然に使われているのはとっても素晴らしいことです!!

また、ある重症心身障害の方(Aさん)について、をお話しいただきました。

AさんにTTを実施すると、その表情から「AさんはTTが好きなんだな~」と感じていたそう。そのAさんが亡くなられた後、高齢のお母様へグリーフケアとしてTTを行ったそうです。お母様から「娘はこんなにも大切にケアをしてもらっていたのね」とのお言葉。多くを語らなくても、言葉にならなくても、TTを通して長年Aさんに対するケアについてお母様に伝わった瞬間でした。

堀江さんの施設では、利用者へのACP(人生会議)の必要性を感じて実施しているそうです。

「人生会議」とは、もしものときのために、ご本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。人生会議で、生前にしっかりと話し合われていたとしても、やはり別れは悲しいものです。お別れの後も、メモリアルカンファをするだけでなくグリーフケアとしてTTの活用できることをご紹介いただきました。

堀江さんから「TTは始まりと終わりがある。時間に区切りがあって、私にとっても、
お母様にとっても区切りができてよかった。」と話されていました。

貴重な体験を共有していただきまして、ありがとうございました。

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高3に腕だけ散歩が大好評!

2022/10/27インストラクターより

【高校3年生にシェアしました】
 
10/17(月)に学校支援心理アドバイザーとして勤務している高校で、三年生を対象にした「レジリエンス講座」をさせていただきました。こころとからだのつながりをテーマにした5つのワークを紹介し、その中で、腕だけ散歩とセルフタッピングをシェアさせていただきました。
🍂
生徒さんの大多数が大学進学を目標にしている高校で、三年生約280名を対象とした講座でした。今月10月の週末は、ほぼ毎週のように入試に向けての模試が入っているそうで、先生方からは、保健室の利用者も増えてきている、ストレスを抱えている生徒が増えてきた、というご相談もあり、「レジリエンス講座をお願いします」という依頼をいただいてのことでした。

生徒のみなさんは、それぞれの目標に向かって頑張られているようですが、なにより、『自分のこころとからだの声を聴くこと観ること』をしてみてもらいたいなと思い、体験ワーク中心の内容で、緊張⇔弛緩について学びながら、ほっとするひとときや、ゆったりした時間を過ごしてもらい、最後に自分の軸(自体軸)を感じる動作法で終えるような流れにしました。

広い体育館で行ったワークの中では、 腕だけ散歩とセルフタッピングを体験してもらいました。
体育館に集まったときの生徒さんたちの表情は疲労感でいっぱいで、かなり心配になりましたが、ワークがすすむにつれて笑顔が観られてとても楽しそうにされていました。

腕だけ散歩がかなり盛り上がりました(^^)

沢山の『ひとこと感想』を書いてもらったのですが、腕だけ散歩のことが沢山ありました。
腕だけ散歩はシンプルな動きですが「すごく楽しかった!」「意外とおもしろかった!」「いつでもできそう」「色々な機会にやってみたい!」「行き詰まり感がとれそう」「勉強の合間にぴったり」などなど。大勢が心から楽しんだ様子が「ひとこと」の中に溢れていました。そして、毎日家でもやれそうとか、勉強の合間に、疲れた時になど、すぐに使える!と思ってくれたのも嬉しかったです。

🍂
学校内でできることはまだまだ小さいなと感じていましたが、
こういった機会を時々いただけたり、日々出会う児童・生徒から受け取らせていただくことはほんとうにかけがえのないものです。
「勉強したかったらしてもいいけど、しなくてもけっこうこの世の中大丈夫なんだぞ~~~~」😊って、次は声を大にして言ってみたいです。

認定インストラクター 白鳥志保

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インストラクターの卵さん頑張って!

2022/10/06インストラクターより

■タッピングタッチを楽しむ集い「ほっこり会」(第33回) 9月29日(木曜日)の報告です。

京都の参加者さんと三田の会議室で集まった4人とでZoomでつないで、タッピングタッチをしました。つながれることが嬉しくて、とっても盛り上がりました。

前半は「5ステップ腕だけ散歩」そして「セルフタッピング」「ネコ足Verのセルフタ
ッピング」。井上さんの落ち着いた声のガイドで、どんどん体が温まり、みなさんまったりと眠気が。
「手首が固いのよね~」という話から、毎月オンライン開催の「TTフレンドシップinOSAKA大阪」の集まりで教わった「にょろにょろ手首の準備体操」をしたり、「最近台風が多いよね~」と「耳もみもみの準備体操」も行いました。笑顔と笑い声で溢れ、とても楽しかったです。

後半は、会議室の4人で基本形を行いました。ガイドは、認定インストラクターを目指している卵さんが挑戦! 紙面を読みながらのガイドですが(ご本人は緊張したそうですが)、とっても落ちつたいい声。インストラクターの3名は「ガイドは最初はみんな緊張するよね~」「よく練習したよね」と昔話に花が咲きました。卵さん、認定試験がんばってね~。

他の感想です。
・タッピングタッチを続けたいと思いながらなかなかできていないが、1ヵ月に1度ここに集まることで継続できている。
・木曜を空けることができたので、TTの機会をと思ってZoom参加しました。
・手首がかたくなっていることに気がついた。
・膝の調子が悪くてサポーターをしてきたが、手足の先が温まり、膝も温まり、少し楽になりました。
・5ステップでは関節がポキポキいってビックリ。普段しらない間に体が固まっていることに気が付いた、
・眠くて眠くて、今すぐ眠ることができそう。
・今回は京都からの参加者で、三田と京都で地球がつながっている感じがして、じんわり温かさを感じました。
・朝起きたら、ベットに腰かけて「セルフのネコ足バージョン」で1日をスタートする
のが日課。お腹を優しく擦ることで、お腹の調子がいいように思う。

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「触れる」「触れられる」心地よさ

2022/09/06インストラクターより

2022年9月1日(木)20:00~21:30 「看護とTTを語る会」がオンラインで開催されました。6名のメンバーが参加しました。

話題提供は、石田有紀さんで「入学したばかりの看護学生におけるタッピングタッチの効果」というタイトルで、看護専門学校生62名と看護大学生100名に行った結果の発表がありました。

感染対策、事前説明を行ったあとに15分ずつ交代でタッピングタッチを実施。特に実施するのをいやがったりする学生はいなかったそうです。アンケートで「心身のリラクセーション」「受容的関係性」「身体接触に抵抗なしの群」「身体接触に抵抗ありの群」の項目を前後で調べて比較をした結果が示されました。

「身体接触に抵抗なしの群」「身体接触に抵抗ありの群」の両群ともにタッピングタッチの効果はあったとのことです。初めてタッピングタッチを体験した看護学生の実施後の感想は、「緊張したがリラックスできた」「コロナ禍で触れることが減ったが懐かしく感じて相手との距離が縮まった感じ」「初めての人で怖かったが相手の優しさを感じた」「友達・家族・患者にしてあげたい」などがあったそうです。

石田さんは、今回の研究結果から、入学直後に相互ケアを導入することでストレス軽減や関係性づくりにつながる。また、将来、看護職に就く学生に「触れる」「触れられる」心地よさを取り戻してほしいと思ったそうです。

発表を聞いて、触れる触れられる体験が減っている中、このような相互ケアの体験はとても良い体験だと思いました。多くの学生にタッピングタッチの体験が届くと良いと感じました。

次回は、10月6日(木)20:00~「患者体験から見えてきたこと」です。

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