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<ふれる>で拓くケア・・書籍の紹介・書評ぞくぞく!

2023/01/19お知らせ

2022年10月に北大路書房から出版された「<ふれる>で拓くケア タッピングタッチ」のことが、専門雑誌で紹介されています。

「緩和ケア」青海社 2023年5月号 Book Selection コーナー

 

 

 

 

 

「おはよう21」中央法規 2023年1月号 新刊本紹介コーナー

 

 

 

 

雑誌『地域保健』(2023年1月号) 情報BOX
★ 書評コーナーで、いい感じで書いて頂きましたよ!

『〈ふれる〉で拓くケア タッピングタッチ』 評者 白井美樹(ライター)

 タッピングタッチとは、臨床心理学者である中川一郎氏が、長年にわたるアメリカでの研究や知見を生かした上で、2000年に開発したホリスティックケアだ。両手を使い、ゆっくり、優しく、丁寧に左右交互にタッチすることで、心身ともに健康であろうとする内なる力が働くようになり、大切な気づきが生まれ、より良い状態や関係性が育つとのこと。
 コツが分かれば、誰でもどこでも簡単にできるように工夫されており、安全性や有効性に関するエビデンスも豊富だ。そのため、現在では国内外において、個人や家庭での利用に加え心理・教育・看護・福祉・看護・被災者支援など、様々な分野でも利用が広がっている。
 本書では、そのタッピングタッチの開発の軌跡や基礎概念、専門分野での実践報告のほか、ワーキングブック的な要素として、基本動作や方法がわかりやすく綴られている。不安や緊張、痛み、ストレス反応などを和らげて、よりよいコミュニケーション作りや関係性の改善にもつながるということなので、この本でタッピングタッチのノウハウを知っておくことは、保健師の支援活動にも大いに役立つのではないだろうか。

「月刊ナーシング」Vol.43 No.2 2023.2 (Book Review 看護に役立つ本の紹介ページ)

タッピングタッチは誰でもできるケアの方法

2022/12/27協会より

遠見書房から、日本で生まれた9つのオリジナルな心理療法について書かれた「新しい日本の心理療法」が2022年9月に出版されました。

その第3章で中川一郎さんが、タッピングタッチについて書いています。

タッチ・ふれあいやケアは、病気や介護が必要な人達だけでなく、すべての人に必要なもの。他の8つの心理療法とは異なり「誰でもできる日常的な心のケアの方法」として紹介されています。

不安や孤独、感染症への恐れも抱えている現代の私たちに、タッピングタッチは、人間が本来持っているやさしさや自然治癒力を引き出してくれます。

北大路書房の「<ふれる>で拓くケア タッピングタッチ」は、多岐にわたる専門分野の共著で読み応えのある1冊となっていますが、こちらのタッピングタッチについての章は、それぞれの人生のライフステージに沿っての活用が紹介されています。

程よいページ数の中に、タッピングタッチの本質から心理的アプローチの側面、マインドフルネスや気づき、 スピリチュアルケアまで書かれています。

出版記念シンポジウム10月23日です

2022/09/22お知らせ

オンライン・
タッピングタッチ新刊書籍出版記念シンポジウム
10月23日(日)10:00~12:00
参加費:無料
定員:100名
申し込みは:Peatixより https://ttpubulishsynpo202210.peatix.com

10月14日北大路書房より出版・発売予定のタッピングタッチ新刊
<ふれる>でひらくケア タッピングタッチ
の出版記念シンポジウムをZoomを使ってオンラインで開催します。

この書籍は、心理、教育、看護・医療、福祉・介護、子育ての専門家向けに編集されていますが、タッピングタッチに興味を持つ誰にでも分かりやすく書かれています。

記念シンポジウムでは、タッピングタッチに興味がある人が気軽に来れて、編著者の中川一郎さんと執筆者のみなさん(白鳥志保、伊藤美知代、中川祥子、山川靖子、高橋ふき、堀江邦子、近藤亜美、中田利恵、鈴木貴子、竹下淳子、福井義一、中西健二、八木美智子、石田有紀)から、内容や思いについて話しを聞ける楽しい時間に出来たらと思います。

また一郎さんが20年に渡って蓄積してきた「ふれる」ケアであるタッピングタッチに関する膨大な資料を、数か月かけて整理をしたり、全体の構造や流れを何度も練り直したり・・・執筆中の苦労や思いも聞けるかな?

TTのセルフケアを一緒にする時間も取る予定ですよ~(^^)

全国大会でお会いしましょう!

2022/06/22協会より

2022年のタッピングタッチ全国大会

「タッピングタッチ:ケアする全ての人々へ ~集まろう、話そう、ケアし合おう~」+5ステップ腕だけ散歩をマスターしよう!

8月27日(土)10:00~17:00
8月28日(日)9:00~16:30
@三重県三重郡菰野町 希望荘 大ホール(一部オンライン参加可能)

上記の予定で、今年の全国大会を予定しています。詳細はこちら

以下は大会に向けて、協会代表・開発者の中川一郎(一音)さんからのメッセージです。                    (写真は過去の全国大会のものです)

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新型コロナウイルスによって、私たちの生活は大きな影響を受けました。タッピングタッチの活動も、大きな影響を受けました。コロナウイルスが蔓延する前では、全国各地で活発に行われていた講座、研修、体験会など、年に約400回を数えていました。しかし、2020年4月の緊急事態宣言を機に、ほぼ全て休止状態になりました。

そして数か月の混沌とした状況のあと、オンラインを活用した研修や講座の取り組みが始まり、同時にタッピングタッチによるセルフケア(TTセルフケア)が充実していきました。そして、直接会って教えることは難しい時期が続きましたが、コロナの影響で関係性や相互支援が希薄になるなか、お互いをケアすることを基礎としたタッピングタッチの有用性が浮き彫りになっていきました。

私たちは、話し合ったり、食べたり、働いたり、遊んだり、ふれ合ったり。関わりながら生活することで、心身の健康や社会の調和が保たれていることが分かりました。ふだん、当たり前だと思っていたり、煩わしく感じていたようなことが、実はとても大切だったのです。

そして、ようやくウイルスが弱毒化してきたようで、世界の多くの国ではポストコロナになってきました。とても厳しい規制をかけていた国などでも、マスクをやめ、生活や社会活動を正常化させようとしています。

さて、おまちかねの「TT全国大会2022」ですが、とにかく、できるだけ一緒に会って、タッピングタッチをし合いましょう♪って感じです。この2年間、わたしたちは、たいへんなことも多かったですが、それぞれの形で乗り越えてきました。失ったこともありましたが、得たこともたくさんありました。そしてまだまだ厳しい時期は続きそうですが、まずはここらで一緒に会って、ケアし合い、心身をいたわりましょう。もちろん、楽しいお喋り、美味しいもの、いい温泉も、欠かせません。

内容は追ってお知らせしますが、コロナ禍のタッピングタッチを振り返り、今の私たち、そしてこれからの生活や活動などに関して、ゆっくり、やさしく、ていねいな時間を共有したいと思います。私たちの住む世界は、病気、感染、自然災害、紛争、戦争と、不安材料は多いですが、そんな中でも、ゆっくり、やさしく、ていねいなケアのある生活をとおして、モノやデキゴトに振り回されない自分をとり戻し、楽しく支え合える仲間作りをしていきましょう。

中川一郎(一音)

しばりから解放してくれるタッピングタッチ

2022/05/03協会より

5月1日にタッピングタッチの集いがオンライン開催されました。連休スタートで、参加は少なかったけれど、濃密な?時間がもてました~

終了後のアンケートの中に、「改めてタッピングタッチで深いリラックスができることや笑顔になれることや穏やかな気持ちになれることを感じて素晴らしいなぁと思いました。」「シェアの時間では社会情勢に興味関心を持って、自分に出来ることはなにかと、普段あまり話題にのぼらないようなことですが、意見交換されているのをうかがって、深い話もしっかり出来る良いグループだなと思いました。」という声がありました。

この「TTによる深いリラックスと穏やかな気持ち」という言葉と、「社会情勢を見て自分に出来ることは何か」という言葉に、タッピングタッチの力としての「エンパワメント」を感じています。

タッピングタッチを継続実践していくと(セルフでもお互いにでも)、色々な縛りから解放されて、自然に思いを共有でき、前向きな考えになり、本来もっている力を発揮できるようになってくるように思います。タッピングタッチを実践している人が集まると、現実から目をそらさない、無理なく、そして楽しく話しができるようになっているように思います。

今回の集いでは、「定年という線を引きそれ以上は『高齢者雇用』として捉えられる」、「老人という線を引き、たとえば一律に赤ちゃん言葉的な話し方をする介護従事者の方がいる」、「コロナ禍の中で、リアルな父母会はないのが当然になり、何でもLINEで事前調整するという不文律みたいなものが出来上がり、LINEを読んだり書いたり絵文字入れたり誤解や齟齬が生じたりで、疲れてしまう。」、「3.11による放射線の影響はなかったことにするような動き」など、社会情勢の中での素直な疑問や感じていることの話しがでました。

その中で、宮城県に住んでいた方が、「あの3.11の後の1年間、本当に毎日緊張していた。あの頃にタッピングタッチを知っていたら・・・」と話されました。どれほどの事が被災地で起きていたのか、お母さんたちが必死で活動していた、そのまとめが冊子になったことも聞きました。下記から購入できます。

★参考:放射能から命を守る宮城県南部の会 発行「みんなのきろく みやぎのきろく」http://tamaky.com/kibou/2021/03/07/minna-no-kiroku-miyagi/

その話を聞いて、ウクライナから避難している人たちは、どれほどの不安と緊張の中で過ごしているのだろうか・・・タッピングタッチを届ける方法やタイミングは?と頭の中でぐるぐるとしていました。「戦争の反対は平和」と言われますが、平和を実現する具体的な実践は「ケアなのでは」と思います。「あの時タッピングタッチを知っていたら・・・」その言葉をこの20年近く何度も聞いてきました。

世界の多くの方に、タッピングタッチを届けたい、ですね。本当に。

事務局 中川祥子

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